漆の催しはなんといっても秋冬が多いので、いま現在、掲載できる分は少ないのですが、今後、続々追加します。暑さがおさまってきた頃、是非またこのページを思い出してチェックなさってください。
漆のいろやかたちや手ざわりが、みなさまをいい気分にしてくれるように願いつつ…。
私も、秋から冬に計3つの出展があります。いずれかで私のぬりものがみなさまとの出会いを果たせますように。
綿引千絵
※店舗情報はギャラリー名をクリックして、各サイトでご確認ください。
※サイトへのリンクのない店舗については、こちらの記事からご覧いただけます。
9月8日(木)〜13日(火) 浦和 楽風(らふ)HPなし。048-825-3910
酒井邦芳 木と漆の器展
自ら漆を掻き、精製し、木を挽き、塗る、まさに「匠」の仕事。木目の美しさを堪能できます。酒井さんについて私が書いた文章は
こちら。
9月10日(土)〜17日(土) 赤坂游ギャラリー
小椋範彦 漆芸展
芸大の先生。蒔絵にあまり興味のない私でも見とれてしまうのは、ギラギラな感じがなく、図案と素材(貝・金銀粉・色漆)がお互いを活かし合っている、その絶妙感のせいかな、と思います。
9月11日(日)〜17日(土) 板橋 瑞玉
山本進也 漆展
静物画のような食材の蒔絵が印象的。命を食すことへのまなざしを作品から感じられそう。
9月15日(木)〜20日(火) 駒形 カワウソ(HPなし。駒形2‐1‐8‐201)
奇抜な形ではないのに、置いてあるうつわが生き物のように、どこか表情を感じます。これを所有したら愛着がわくだろう、と思います。
9月20日(火)〜 27日(火) 銀座 ギャラリー田中
柏原由貴子 漆芸展
輪島時代から(私にとっては研修所の先輩)平文(ひょうもん)作品を作り続けていらっしゃいます。黒地に銀板のシックな輝きがかっこいいです。正倉院の御物がモダンに変身して眠りから覚めた感じ。
9月21日(水)〜26日(月) 銀座 おかりや
木の家具 角井正夫・漆の器 角井圭子展
恒例のご夫妻展。お二人の個性と調和を拝見したいと毎年願いつつ、まだ叶っていません。
9月21日(水)〜27日(火) 日本橋 三越本店 本館6階
蒔絵 室瀬和美展 ―華・響・綾―
蒔絵の人間国宝。有職文様のような伝統的形式の中に個性やモダンさがさりげなく見えます。突き詰めた形と図案の緊張感があります。三越なので、伝統工芸展に行く方は必見!
※14日 20:30 NHK BSプレミアム「たけしアート☆ビート」に室瀬さんご出演。
9月21日(水)〜10月3(日) 日本橋 三越本店 本館7階
第58回日本伝統工芸展
9月23日(金)〜27日(火) 西麻布 桃居
新宮州三 木工展
京都で木と向き合う作家さん。輪島→人間国宝・村山明さんに師事→独立。一木を彫って蜜蠟で仕上げる木箱など、静かに在るだけで表情のある作品。
9月23日(金)〜10月2日(日) 京都
おわんや巧桐本泰一 いつものうるし展
言わずと知れた?「輪島キリモト」の展示会。お椀とスプーンでカレーを食べるイベントがあるんですって。関西の方どうぞ!
9月23日(土)〜 10月1日(土) 茗荷谷 スペースたかもり ※27日・28日休み
福田敏雄の100椀展
輪島の塗師さん。見せるためでなく使うための器だと感じられる器です。あたたかくて素朴。
10月5日(水)〜 16日(日)
岡田崇人・蜂谷隆之 陶と漆の二人展
益子に暮らすお二人。蜂谷さんの作品は拝見したことがないのですが、私の知る限り、私以外で“漆皮の日用品”に取り組まれている、数少ない作り手のお一人です。ぜひ拝見したかったのですが…。
10月12日(水)〜 17日(月) 銀座 ギャラリーおかりや
奥井美奈 漆展
私にとっては輪島時代の先輩です。人間国宝 室瀬和美先生に師事されています。今回のDM写真は愛らしい形の組み皿。シンプルに無地の塗りで見せるの乾漆作品を追求されています。
10月14日(金)〜 30日(日) 銀座
矢橋工房矢橋工房展―茶道具特集―
岐阜の会社の東京ショールーム。根来のような風合いや、昔の漆器に型を取った面白い形のぬりものがあります。器から家具までなんでも。
10月20日(木)〜 25(火) 富ヶ谷 ギャラリー日日
赤木明登 ぬりものとお茶
個展を多くなさっている赤木さんですが、また違う趣で、総合的な世界観で、新しい器が見られそうです。毎日午後、ご本人が盆点前でお茶を供されるそうです。
古民家で、多ジャンルの手仕事の数々。大人の女子の文化祭といった雰囲気。
わたくし綿引千絵、初参加します。漆では、ほかに蒔絵の伯兆さんも参加。また、伯兆×綿引コラボのリング・バレッタも新作・復刻作品ともに出品です!
はじめて漆器を使うなら 綿引千絵展
「漆工たるもの、まずもって“まちの漆器屋”でありたい」との思いで、続けている地元での展示です。
今回はスプーン各種を充実させたいと思っています。使い心地をぜひ知ってほしくて、会期中、私の椀と匙で食す「白玉ぜんざい」がカフェメニューに加わります!
若林幸恵展
女性らしい絵の付いた椀や、面白い形の手彫り蓋物など、目に楽しい作品が多い印象です。
11月30日(水)〜12月5日(月) 南青山 うつわ楓
小林慎二展
輪島で制作され、赤木明登さんのもとで修業された方。’09年の同店個展ではお椀など出品数が多くてすごいと思いました。
12月3日(土)〜18日(日) 茅ヶ崎 クラフトショップ俊
滝村弘美展
あくまで生活道具に徹していながら美しい!本当の「用の美」だなと思うぬりものです。飛騨で活動。今の職人さんをおいてはもう作れないという、貴重な「曲げ輪」による重箱も、欲しくなる逸品です。
2012年1月10日〜29日 品川駅
「品川てづくり市」による恒例のクラフトフェアです。毎年100人以上の作り手が出店し、綿引千絵も初参加します。
「てづくり市」は震災以来、開催中止を余儀なくされていますので、ぜひこの期間に、私達の手仕事に会いに来てください。会場が駅構内の「エキュート」ですので、どうぞお気軽に!
わたくし綿引の出店に関しては
こちらでご確認ください。
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