求職中の方へ!漆の仕事はいかが? |
今日はちょっと変わった話題です。唐突ですが求人情報がありまして、みなさんに呼びかけたいと思います。 求人内容 応募資格: 1.漆文化を大切に思い、そのために何かやりたい人、元気な人、ポジティブシンキングな人 2.英語が堪能な人 3.漆技術者 ※1〜3を満たしていればベストだが、最も重要な条件は1だそうです。ビジネス英語が出来る人がよいが、出来なくてもやる気がある人に来て欲しいそうです。 待遇: その人の能力によって正社員、またはアルバイト 勤務地: 株式会社Duco 漆工房 町田市東玉川学園2−29−22 (株)Duco という漆の工房が町田市にあります。もともと漆器の修理工房で、現在、廃れかかっている日本の漆文化・漆産業をなんとかせねば!と、多方面に働きかけ、いろいろ面白い物を生み出している工房でありギャラリーであり会社です。オーナーは渡辺和子さんという方で、大変なエネルギーを持って活動しておられる女性です。渡辺さんの活動や、漆に対する今後を見据えたトータルな考え方については一読の価値があります。是非ホームページ↑をご覧いただけたらと思います。Ducoのページからジャパンうるしネット内の「インタビュー・うるしの人」という記事に行けますが、渡辺さんの言葉には説得力があります。 私も渡辺さんの漆に対する考え方・理念に共感したというか感銘を受けて、輪島から埼玉に戻った時、Ducoに就職を志願したことがあります。結局自分なりにしていきたい活動が見えてきて就職はしませんでしたが。その後も何度か工房にお邪魔しましたが、渡辺さんとお話しすると毎回ガツンと来るお言葉をいただいたり、元気が出たり自分を確認できるよい時間をもてます。 今日、渡辺さんから人材を探しているとのご連絡を受けました。渡辺さんの活動はすべて、漆の良さを消費者に知ってもらいたい、消費者が使いたい漆器を提供したい、産地の職人の技・分業の構造を絶やしたくない、こういった思いから使命感に突き動かされてのものばかりです。いつも今必要と思うことを確実に行動に移していくのです。その結果、事業内容が多方面に広がり、仕事の要素もものすごく増えたそうです。それで、一緒に志を持って取り組んでくれる人、できればビジネスパートナーとして、無理なら助っ人やアシスタント的に働いてくれる人を求めているとのことです。 仕事の一端を伺うと、例えば海外のジュエリーブランドと英語でメールのやりとりをするとか、企業との交渉とか、商品の開発(案を練ったりデザインしたり)、と思えば、ぽっとギャラリーに箸を買いに来る人に応対したり、とにかく色々あるようです。 だから、専門的な能力というよりも、漆に対する思いがあって積極的に動きたい意欲がある方だったらつとまる仕事だと思います。こんな漆器があったらかっこいいのにとか、こういうところに漆を使えるんじゃないかとか、こんな売り方をしたらもっと買いたくなるとか、そんなことを考えて提案したり、作り手を統括して形にしていくような仕事のようです。 職場は大変アットホームと思います。普通のオフィスのたたずまいではなく、工房とギャラリーが一緒にあります。充実した内容の展覧会も毎年開かれますので、就職とは関係なくてもどなたでも是非訪れてみてください。 もしDucoでの仕事に興味を持たれた場合は、「コメント」欄にお問い合わせください。こちらから返信いたします。渡辺さんは、いろいろ話をした上で実際にやりたいと思った人を受け入れたいという考えの方です。お気軽にどうぞ。お待ちしております。 |
【2006.05.18 Thursday 14:30】 author : chiewatabiki
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