漆工 綿引千絵の奮闘記
 
<< 2008-09 秋冬! 漆の展覧会! | main | 8月散歩 >>
「革のぬりもの」 庶民の漆器の可能性
 このブログは、まだ漆器を使ったことのない人にも漆が面白そう、素敵そう、と興味を持ってもらうよう願って、やっている。なので、名前は「うるし日記」だけれど、実際は「読み物」的に漆のあれこれを書き綴ろうと思っている。なのになのに、今年はまだその読み物的な記事をあまり書けていない。時間は無いんじゃなくて作るもの…ですね。今日は時間を作って、私の制作しているぬりもののことをお話ししようと思う。

 
 私は木地に漆を塗るぬりもののほかに、革にも漆を塗って器や小物を作っている。2003年から取り組んでいる。作り出してみると革は漆と相性がいいし、形も自在に作れるし、塗り固めてもそこはかとなく独特の表情が出てくれるので、面白い。だから今では、初めには思っていなかったものにまで制作の範囲が広がっていって、自分でも驚いたり、面白がったりしている。
(以下掲載の写真は、すべて革の素地に漆を塗ったものです。)


漆皮盛器 2007年

 革に漆を塗ると聞くと、一般的には木に塗るのが漆器なので、何か唐突な無理矢理な感じがするかもしれない。でも実は、「漆皮(しっぴ)」といって正倉院の昔にすでに出来上がっていた技法なのだ。革は木地と違って割れたり欠けたりしないので、きっと当時は重宝していたことだろう。
 ただ、現代で「漆皮」がマイナーなイメージなのは無理もないことで、正倉院後の時代、つまり平安時代以降には廃れてしまったそうなのだ。奈良時代には大切なものをしまう箱などを漆皮で作っていたようだ。しかし、ほどなく木工の技術が発達してきた。製材して鉋をかけて、木を組ませる「指物」できちんとした箱が作れる時代が来たのだ。そうすると、日本は森林が豊富だから、木の方が革より調達しやすい。それでさーっと革の時代に幕が引かれてしまったようだ。
 

漆皮皿 朱黒銀 2006年

 それでも、革と漆の組み合わせが消えた訳ではなかったんじゃないか、とも思う。民藝館で江戸時代の革の入れ物を見たことがあるが、漆が塗られていた。自然素材の中では革も漆も相当に便利なものなので、中世以降も何らかの形で用いられることはあったのかな、と想像してみたりする。
 現代で言えば、正倉院の技術をよみがえらせる研究をした増村紀一郎さんをはじめ、漆皮の作品を作っている作家さんは探せば結構おられる。増村先生の漆皮作品は、日本伝統工芸展に何度も出品されている。私自身も、輪島の学校で増村先生の講義を聴いたことがあって、頭の隅に漆皮の知識があったからこそ、数年後に革を手に取ったとき「やってみよう」という気になったのだと思う。まぁこじつけで言わせてもらうと、私も正倉院からの漆皮の歴史にどこかでつながっていることになる(?)。


梅形組皿 2008年 

 
 ここから私と革の関わりについて触れたいのだが、革を取り入れるようになったきっかけは、漆皮をやりたいと思ったからではなかった。輪島でともに漆を学び、今は布・革製品を作っている友人が「この革、漆皮で使う革なんだよ、何か作ってみたら?」と言って端切れをくれた。このたまたまの出来事がなかったら、私は革のぬりものを作るようにはならなかったかもしれない。その時までは木地で作ることしか考えていなかったから。


角皿六寸 溜 ¥7,000(2年半使った状態。角の漆が透けてきて、下層の朱が鮮やかになった。)

 初めに作ったのは角皿と輪花鉢。角皿は私の定番商品になった。革の縁を曲げるだけで皿ができた。輪花鉢は一点物で売れてしまったため写真はないが、革を花弁の形に切って作った。曲げる、切る、は簡単にできるとわかった。その後も革を触るうちに、折る、重ねる、ねじる、巻くなど、いろいろに形成できると気付いた。ということは、広い範囲の日用品を定番として生産できそうだ。そこで下の写真のような小物も作るようになった。


ピルケース 黒 ¥5,600



うるしリング 各種 ¥3,000〜


バレッタ ¥2,300〜2,500


 このブログでもしつこく書かせてもらっているが、私は日用雑器、庶民の漆器を作りたいと思っている。高価な漆を使って「庶民の」というのはジレンマだと自覚しつつ、どうしてもそこにこだわっている。革を扱いながら徐々にわかったのだが、革は「庶民の漆器」を実現するカギになるかもしれないくらい、現代の雑器には最適な素材だと思う。
 庶民が普段づかいできる漆器とは、ずばり安い漆器だ。安かろう悪かろうではなくて、安くてなるべく良い漆でそこそこもつ漆器だ。安さのためには材料費と工程数(=手間)を抑えることが必要だ。革はなんと奇跡的に(?)両方を可能にしてくれる。
 
 材料費カットといっても、肝心な漆の質を下げては元も子もないから、他の部分でコストを削るしかない。論外だけれど、木地を、木粉を固めた圧縮材で代用するのもダメだ!そこで、革が価値を帯びてくる。歴史的にはどうか知らないけれど、現代では革は木地に比べて安い。成形も自分で楽にできるので、工賃もあまり掛からない。
 たぶん、奈良時代に盛んだった漆皮が平安に途絶えたのは、当時、大木がふんだんにあったからだろう。1本の大木と1頭の牛を比べたら、木の方がはるかに大きい面積の板がとれる。栽培・飼育、加工の手間はどちらも大変なのだから、結果、効率の良い木材を使うようになったのだと思う。
 でも近代以降、事情は違ってきた。巨木は切り尽くされて、おまけに林業も衰退してきた。だから、良質な材木は貴重品になった。そして人件費も上がった。挽き物や指物など、木地師さんの技術の詰まった漆塗り用の木地は、それだけでだいぶ高いのだ。
 革はおそらく昔の日本では多く生産されなかったかと思う。でも今日は、食用、革製品のためにたくさん家畜が生産されるから、昔よりも安く手に入るようになっているのだと思う。そう考えると、現代こそ、漆と革のコンビネーションが活躍すべき時代なのじゃないか、と思う。 
 

薬味皿 朱 1月発売予定


ソープディッシュ 錫 1月発売予定

 
 さっき革は形成が簡単と書いたけれど、私の作るものは実は正倉院の御物や増村紀一郎さんの作品のように、手間暇を掛けた「漆皮」ではない。もっとラフな作りだ。正統な漆皮の場合は、木で型を作って、革を伸ばして型にぴったり沿うように引っ張りながら覆い、箱なら箱の形に定着するまで置いたのちに型から外す。その素地作りには長い時間が掛かる。私は型は用いない。布や紙で形を作るのと同じように加工しているから、素地作りに時間は掛からない。
 ひとつ心掛けているのは、作るものが食器やアクセサリーである関係上、あまり革の生々しい質感は出さないようにしていることだ。その点では、革工芸の印象は薄く、普通の漆器に見えると思う。少しのたわみや歪みがアクセントになるくらいの造形をしていきたいな、と思っている。
 
 みなさま「革のぬりもの」に興味を持っていただけましたでしょうか?よろしかったら今度の展示会で実際に見たり触ったりしてくださいね。
【2008.08.28 Thursday 11:00】 author : chiewatabiki
| 仕事 | comments(23) | trackbacks(0) | - | - |
この記事に関するコメント
よくわかりませんが、食器に皮って大丈夫なんですか?
それに漆って工業製品では禁止されているような水銀とかを顔料にしているんでしょ?

輪島塗にはホルムアルデヒドが混ぜてあるって話も話題になりましたし。
http://rforum.rakuten.co.jp/?act=cattop&sid=2&cname=inatyu
| low | 2008/08/30 3:11 PM |
lowさんへ

お答えします。

革が大丈夫かどうか
安全かということでしょうか?安全面でいえば問題ないと思っています。
獣の皮に料理を盛ることが適当か、ということについては賛否両論あるかもしれません。外国の文化では革の水筒などが用いられてきたので、私としては良しとしました。また、革の上に何層も下地・中塗・上塗を施していますので、革自体は見えませんし、革の匂いや成分が表面に出てくることもありません。

水銀朱は安全か
たしかに漆工では水銀朱(硫化水銀)を使います。これは辰砂、丹と同じもので、数千年にわたって工芸、絵画で使われてきた顔料です。
この顔料が一部で問題視されているのも事実です。私は今年、いくつかの研究機関に問い合わせました。その詳細は近いうちにこのブログでお伝えしようと思っています。
わかっていることだけ簡単に言いますと、硫化水銀を顔料(固体)として使用する限りは有毒でなく(水蒸気になると有毒)、漆器から溶出することもなく、人体に入ったとしても吸収されないことが判明しています。自然環境の中で、有害な有機水銀に変質するかどうかがポイントですが、現在の研究では、硫化水銀が変質した事実は確認されていないそうです。今後の調査結果に柔軟に対応することが必要だと思います。

ホルムアルデヒドの混入について
その件に詳しくないので申し訳ないのですが、ホルムアルデヒドに限らず、漆は完成品になると表面からはどんな仕事がしてあるかわからないので、良くない工程・材料を用いる業者があることは事実です。
作り手一人一人が良質で安全な材料を選び、消費者にお伝えしていくことが肝要だと思っています。私は添加剤の一切無い漆を使うようにしております。
| chie | 2008/09/01 11:59 AM |
はじめまして。漆皮に僕も興味があります。
僕は現在、太鼓用の皮を使って漆皮をやっています。

そこで質問なんですが、型を使わないで皮を成形しているとのことですが、いくら乾燥している皮でもさすがに柔らかすぎなのではないでしょうか?使っている皮が違うのでしょうか。
それとも下地等で補強をしているのですか?

いきなりたくさん質問してしまってすみません。
| かえる | 2008/09/24 11:39 AM |
かえるさん

コメントありがとうございます。
漆皮やってらっしゃるのですね。拝見したいです!太鼓用の革、手に入るんですね。

ご質問の強度についてですが、食器は下地と中塗で補強しています。アクセサリー・小物類は必要に応じて下地か中塗で固めます。それぞれの用途に十分な強度にしているつもりです。かなり堅いですよ。
私のHPの各商品ページには塗りの内容を明記しています。http://watabiki.jp また、「塗りの技法」というメニューでも革の工程説明をしてあります。http://watabiki.jp/product/technical.html

使っている革はレザークラフト店で購入、なめしていないものです。

どちらかで御作品を発表されていますか?よろしかったら教えてください。 メールアドレス info@watabiki.jp

| chie | 2008/09/26 3:27 AM |
こんにちは
突然失礼いたします。
片山と申します。
ブログでのっております指輪などは購入可能ですか?
| 片山裕子 | 2008/10/03 10:33 AM |
片山様

お問い合わせありがとうございます。

写真の指輪は、東久留米の「かくしち」というお店に納めたものです。現在そちらで扱っております。私の手元にもいくつか在庫がございます。
指輪はサイズとデザインがいろいろなので選ぶのが難しいかと存じますが、ご購入方法など追ってメールさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

綿引千絵
| chie | 2008/10/03 11:53 AM |
>巨木は切り尽くされて、おまけに林業も衰退してきた。だから、良質な材木は貴重品になった。そして人件費も上がった。挽き物や指物など、木地師さんの技術の詰まった漆塗り用の木地は、それだけでだいぶ高いのだ。

まず、素地に巨木は使いません(笑)。巨木の端材は使いますが。

素地や諸木工において建築の端材を使うということは、自然の恵みを無駄なく使う「適所適材」であり、品質においても、経済的にみても文化的な「知恵」を感じます。

ふまえて、新木場などを日々歩いて見ますと、「良い素地の材料」が、「足りない」なんてことは、実態としてありません。確かにマグロなどは大変貴重になりましたが、基本的に建築用銘木ですら、あまっているのが現状です。

そもそも、「技術の詰まった素地」というものは、曲面も平面も精密である為、下地の作業がほとんど必要なく、キュウ漆も楽なものです。

「何が素材にとっていいのか」を考えていけば、これ以上文化を疲弊させずにすむのではないでしょうか。姑息な考えではやはり限界は近いと思うのです。





| ヤマコフ・ウルシスキー | 2008/12/03 4:20 PM |
ヤマコフ・ウルシスキーさん

木地師さんでいらっしゃいますか?コメントありがとうございます。

ご指摘のお話は私も納得することばかりで、反対の立場ではありません。おそらく私の舌足らずな表現で誤解を与えてしまったと思います。
私は、素地に巨木を使うとか、材木が足りていないという認識は持っておりません。
「巨木は切り尽くされ…云々…」のくだりは木材一般について申したのですが、近代以前の豊富さに比べたら木材は少なくなったから、庶民の漆器が普及していた中世・近世より近代以降の方が木地代が高いだろう、程度の趣旨でした。「これだけの太くて良質な木は今ではなかなか調達できないから値が張った」といった話も度々聞いたことがありますのでそう思いました。

また、現代の物の価値の中で相対的に見れば、木材は素材としてはやや高価だ、との意味合いもありました。
木地が高価といっても、不当に高いとか価値の伴わない値段という意味ではありません。プラスチックなど安価な素材がこれだけ出回っている時代なので、消費者にとって天然木の家具や生活品は比較的高い買い物だ、というおおざっぱな傾向を念頭に置いて申しています。
漆の木地でいえば、汁椀用の木地で千円ほどはするのですから、安い漆器もどきの椀が溢れている昨今、本物の漆器が、消費者の感覚ではある程度がんばらないと買えないものであることは事実だと思います。

正確なデータを示した記述でなかったために、あたかも「巨木が切られたから漆の木地が高い」と思わせるような言い回しになってしまったことを反省します。


せっかくなのでもう一つ弁明させてください。
記事本文の本意は、現代においては革のぬりものも意義があるのではないでしょうか、という提案です。もしもみなさまに、木地は高いから木よりも革を使えばいい、という印象を与えたらいけないなぁ、と気がかりでした。

木に漆を塗るノウハウは何千年という時間を掛けて、それこそ知恵の詰まった文化として完成していますよね。まさに宝だと思います。だから、木よりも革、とはまったく思いません。私も木地の漆器を大切に思って制作しています。
ただ、高い値段のせいで漆器離れに拍車が掛かっているのならば、少し安い漆器も作る必要がある、と思っているのです。その一つの対策として、塗る回数を少なくした簡素な椀も作りますし、革のぬりものも作ります。

リーズナブルだからと革のぬりものを買っていただいた方にも、漆の心地よさを感じていただき、その先には椀や重箱など木地のぬりものも使ってほしいという願いを込めています。
| chie | 2008/12/05 9:06 AM |
こんにちは。
突然おじゃまします。

ブログにあるバレッタは、購入できますか?

この前輪島にいったのですが、気に入ったバレッタが
なかなかなくて…。

ブログにあるようなバレッタってどこにいっても
みつからなかったので、とても気になりました。
| はなはなこ | 2009/01/01 12:40 PM |
はなはなこさん

はじめまして。

バレッタを作っている作家さん・漆器店はあるにはあるようですが、蒔絵を施したものが多いかもしれませんね。
私のは、素っ気ないただの長方形、無地の赤か黒がほとんどです。地味なのですが、普段着なら何でも合わせられるのでは、と思い飾り気の無いものにしました。

掲載しているバレッタはご購入可能です。
大2,500円、中2,400円、小2,300円です。
基本的には宅配でのお届けですが、もし近々開催の展示会にお越しいただけるようでしたら、直接お選びだけるのでよろしいかと思います。

ご連絡お待ちいたしております。

追伸:
1/2にはなはなこさんへバレッタご購入の詳細をメール送信しましたが、エラーで送ることができませんでした。
ご希望の場合は下記までご連絡お願いいたします。
info@watabiki.jp
| chie | 2009/01/03 9:33 AM |
うるしに水銀が入っているなんてはじめて知りました。
コワイですねー。

あと、ホルムアルデヒドを漆に入れるのは輪島の研修所で教えていることっていうのは本当ですか?
| moyoko | 2009/02/01 5:59 PM |
moyokoさん

全体から見れば少数なのですが、朱漆には硫化水銀を原料とした顔料を使っているものもあり、私も使っています。
これは、慎重に対処しなければならない問題であることは確かですが、イメージだけでコワイと片付けてしまうとしたら、それも危険だと思います。
硫化水銀は人類が数千年間、顔料として用いてきたものですし、水俣病を引き起こした有機水銀(メチル水銀)とは違う種類のものです。
上記コメント欄により詳しく書きましたのでご参照ください。

ホルムアルデヒドについて、実際の事件などは知らないので何とも申し上げられないのですが、私が研修所と塗師屋さんにいた5年間では、ホルムアルデヒドについて聞いたり教えられたりしたことはありませんでした。
| chie | 2009/02/02 9:42 AM |
はじめまして。
リングを作ってくださる方を探しておりました。
ご相談したいと思います。
メールくださいますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
| chapa | 2009/06/13 11:13 AM |
chapaさん

お尋ねありがとうございます。

「うるしリング」は現在、かくしち(東京・東久留米市)と、はるり銀花(埼玉・川越市)で扱っております。それから私の手元に在庫が少々あります。

詳しくはご連絡させていただきます。ご希望に沿えればと思っております。
| chie | 2009/06/14 5:39 AM |
はじめまして。
漆皮というのを初めて知りました。

そこでいくつか質問させてください。
漆皮に使う皮はナメス前の皮を使うとのことですが
それは原皮を使うということですか。
また、皮の種類はどんなものでも良いのでしょうか。

革は本来、大変しなやかなものです。
そのしなやかな特性を残しながらの漆塗りは可能でしょうか。

質問ばかりで申し訳ありませんが、教えてください。
| グンザン | 2009/11/14 2:42 PM |
グンザンさま

コメントありがとうございます。

お尋ねの点ですが、まず革の種類について
ひとつお詫びしなければなりません。

当ブログや私のホームページで、
「なめしていない革を使用」と明記してあるかも
しれませんが、それは事実ではありませんでした。
間違いに気づいてからもそれを訂正するのを
怠っており、大変失礼いたしました。

なめす=油を抜いて乾燥させること、と定義される場合、
私が用いているのはなめしてある革です。
したがって、原皮ではありません。

また、どんな種類の皮でもよいかとのご質問、
他の方が使っている種類も聞き知っておりますが、
私はまだ試しておらず、確かな情報を持って
おりませんので、ここでは控えさせていただきます。


革のしなやかさを保って、漆皮が作れるかという点、
これについては私も実験したいことがあり、
これから答えが出るかと思っております。
通常は、革に漆をたくさん染み込ませると
相当な堅さになります。




| chie | 2009/11/14 3:51 PM |
初めまして。
漆 バレッタで検索してこちらのブロクに辿りつきました。
こちらに掲載されている商品の購入を希望したいのですが、
どうしたら良いのでしょうか。

| マシュマロ | 2011/03/11 7:31 PM |
マシュマロさま

お問い合わせありがとうございます。
私の商品はネット注文・地方発送もお受けしておりますが、バレッタにつきましては、様々なサイズ・形状で作っております為、店舗か展示会にて直接ご覧いただくのがよろしいかと思います。

明日3月13日「品川てづくり市」に出品予定だったのですが、地震の影響で中止となりました。
次の出展は4月1〜15日の浦和「楽風」です。詳細は今後ブログにアップいたします。もしご希望でしたらご案内をお送りしますので、メールでご連絡ください。
現在、店舗では埼玉県志木市「うつわ荒井屋」に2点ございますが、画像のものと少し色・形状が異なります。

どうぞよろしくお願いいたします。
ご不明な点、なんでもお尋ねください。 info@watabiki.jp
| chie | 2011/03/12 5:49 PM |
はじめまして

皮と漆って組み合わせられるのか純粋に疑問を持って辿り着きました

以前友人に漆器は洗った後拭き取り、乾かしておいたほうがいいと言われました

そちらの作品の中にソープディッシュがあり、素敵だなと思いましたがその友人の話を思い出しダメに成ったりしないかなと思いました

陶板に塗った様にも見えるのですが、革なんですよね

湿気で型崩れ等起こさないのでしょうか


漆に関してはまるっきりの素人なのでお教えいただけますでしょうか
| マツ | 2012/07/02 9:23 PM |
マツさま

拙作の漆皮にご興味を持ってくださりありがとうございます。

革に漆を塗った物というと、イメージがわきにくいかと思いますが、ふつうの漆器と同じ扱いで問題ありません。

ご友人のお話にある、「すぐ拭いた方がよい」というのは二つほど意味がありまして、

ー絵や沈金で絵付けがしてある漆器は、濡れたままにすると銀がさびるなど、劣化が起きやすいため

⊃綟賛紊亡泙泙譴襯ルキが、溜まった水が蒸発したとき、痕になることがあるため

です。

漆自体の性質からいいますと、漆は水分に強く、むしろ水分に触れることで肌のつややかさを保つことができるので、使った後濡れたままにしても、漆になんら不都合はありません。

我が家はずぼらなので、洗った後カゴに伏せて自然乾燥してしまうのですが、まったく問題は起きません。

漆皮に関しても、濡れることで変形や劣化することはありません。少なくとも、9年ほど試した範囲では大丈夫でした。

バッグや靴のような柔らかい革を漆でコーティングするのではなく、漆を吸い込んで革自体も硬くなっておりますので、ご使用にあたって慎重に扱っていただく必要もありません。どうぞご安心ください。

何かご不明な点がありましたら、またお気軽にお尋ねくださいね。
| chie | 2012/07/03 6:49 AM |
こんばんは。

革に漆で検索して
辿り着きました。
今、革靴を染めようと
染める方法を検討していました。

角皿六寸 溜 のように
黒い漆を塗った上で
角や出っ張りの部分から地の色を
出す加工をしたいのです。

革が固くなろうが
失敗しようが
それは当方の責任でやります。
どのような塗料を使われているのか
あとアドバイスなどいただけたら
幸いです。

よろしくお願いいたします。

| ゆーや | 2013/01/23 12:41 AM |
ゆーやさま

拙ブログにお目を留めてくださりありがとうございます。

お答えになるかどうかわかりませんが…

まず「溜塗」のような色調を出したい場合の塗り方ですが、漆塗りの手順をお伝えしますね。下層に赤い漆を塗ります。乾いたあと研いで、上層に透き漆(べっこう飴の濃い色のような透き通った漆)を塗りますと、場所によって色の奥深さが出ます。


革製品に漆を使う場合、ご承知のとおり、漆の部分だけ硬くなり、漆が浸みこんでいないところは柔らかいので、亀裂が入ったりしてうまくいきません。
革の柔軟性を保って漆器として仕上げるのには、私は微妙な勘で、ややそれに近い感じには出来ます。
もっと特別なやり方で、革のバッグなどに漆塗りしている会社もありますよね。塗る漆以外に革に施す加工を研究されているのでは、と思います。

革靴に漆を使うのであれば、塗ってしまうのではなく、「拭き漆」(染み込ませてすぐ拭きとる作業を数回繰り返す技法)のほうがうまくいくかもしれません。
漆の厚みがつかないので亀裂も入りにくいですよ。私は革を拭き漆で仕上げることも多いです。


>どのような塗料を使われているのか
>あとアドバイスなどいただけたら
>幸いです。
私自身は、革に一般的な漆塗りをしているだけですので、ほかの塗料は使っておりません。

これくらいしかお伝えできることがなくすみません。
お作りの靴が面白い仕上がりとなるといいですね。
| chie | 2013/01/23 2:48 PM |
こんにちは。
漆皮について調べていてたどりつきました。
漆皮でぐい呑を作りたいと思っておりまして、
安全性など心配で調べておりました。
使っている革は、タンニン鞣しのヌメ革なのですが、この革でも漆を塗り重ねれば大丈夫でしょうか?
試しに塗ってみたところ丈夫で、水も弾くので大丈夫なのかな?と思ったのですが…
例えば温かいお酒などに使うとき、熱で革や漆に影響が出ないのか…
いろいろ心配になり、まだ漆皮について知識が豊富でないのでご質問させていただきました。
よろしくお願い致します。
| Haru | 2016/09/26 2:08 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://chie.watabiki.jp/trackback/1184673
トラックバック